「こうしなきゃ」は、いつからの魔法だったんだろう。
- りか
- 4 日前
- 読了時間: 3分
「ちゃんとしなきゃ」「優しくしなきゃ」「明るくいなきゃ」
そんな “〜しなきゃ” が、あなたの心の中にありませんか?
Naturallyにいらっしゃる方の多くが、この「〜しなきゃ」に疲れてしまったと話してくださいます。
そしてその背景には、たいていこんな心のつぶやきがあるのです。
「そうしないと嫌われてしまうから」
「そうすれば認めてもらえるから」
「そうしていれば、安心できるから」
でも、その “〜しなきゃ” って……いったい、いつ、誰が教えてくれたものだったのでしょう?
もしかしたらそれは、小さな頃に大人の顔色をうかがっていたあの時間。
「いい子ね」と褒めてもらいたくて、自分の感情をぎゅっと飲み込んだあの瞬間。
あるいは、学校や職場で誰かに何気なく言われた、ほんの一言だったかもしれません。
気づけばその言葉は、わたしたちの無意識にそっとしみ込んで、「〜しなきゃ」という呪文のようになっていたのです。
でもNaturallyでは、こう考えます。
その呪文は、かつてのわたしが、わたしを守るためにかけた“魔法”だったのかもしれない。

ちゃんとすることで愛された。
明るく振る舞うことで、安心できた。
頑張ることで、居場所を見つけられた。
それは、あの時の自分にとって必要な魔法だったのです。
けれど、その魔法が少しずつきつくなって、息苦しく感じるようになったとしたら。
いまのわたしには、もうそれは必要ないというサインかもしれません。
「しなきゃ」という言葉に気づいたとき、ふっと問いかけてみましょう。
「本当に“そうしなきゃ”いけないの?」
「いまの私が、心から望んでいることは何だろう?」
セッションの中で、この“魔法”に気づいたクライアントさんの表情が、ふっとやわらかくなる瞬間があります。
「私、ずっと“いい人”を演じてきました」
「頑張ってる自分じゃないと、愛されないと思ってた」
そんな言葉のあとに出てくるのは、ほっとしたため息や、ぽろぽろと流れる涙。
それは、魔法がとけはじめた合図なのです。
そして、こう気づいていくのです。
「〜しなきゃ」じゃなくて、「〜したい」って選んでいい。
「やらなきゃ」じゃなくて、「やってみたい」と思っていい。
「誰かのために」じゃなくて、「わたしが心地いいから」で決めていい。
思い込みや信じ込みは、決して悪者ではありません。
それは、あなたがあなたを守ってきた証です。
でも、もし今、その魔法を卒業したくなったら・・・
Naturallyは、そっとそれをほどいていくお手伝いをします。
最後に、こんな問いをあなたにお届けします。
「わたしがまだ信じている“魔法”って、なんだろう?」
その問いに出会ったとき、あなたの中で、そっと新しい扉がひらくかもしれません。
Naturally にしやま りか
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