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その思い込み、かつてわたしを守ってくれたもの。


「わたしには無理」「どうせうまくいかない」「嫌われたくないから、がまんしよう」


そんな思いが、ふとよぎることはありませんか?


それはただの“ネガティブ思考”ではなく、過去のあなたが身につけた「思い込み」かもしれません。



Naturallyでは、そんな思い込みを「こころの記憶」や「やさしい誤解」としてとらえます。


なぜならそれは、あなたを守るためにかつて必要だった“こころの知恵”でもあるからです。



たとえば

幼い頃、何かを話したときに笑われたり、無視されたり、怒られた経験。

その時、あなたはきっとこう感じたかもしれません。


「本音を出すと傷つく」


すると、無意識にこんな思い込みが芽生えるのです。


「本音は隠したほうが安全なんだ」


この瞬間、小さな心のルールができあがります。

それがいつしか“当たり前”になって、大人になっても、自分の声を飲み込んでしまうことがあるのです。



Naturallyに来てくださる方の中にも、この「思い込み」によって、自分を生きづらくしている方がたくさんいらっしゃいます。


「人に頼っちゃいけない」

「感情を見せたら迷惑」

「私はがまんすべき存在」


……でも、ゆっくりお話をうかがっていくと、それらの思い込みは、どれも過去の“ある瞬間”に生まれたものだと気づかれます。


そして、その時のあなたは、ただ一生懸命、こころを守ろうとしていただけなんです。


だからこそ、思い込みは敵ではありません。


それは、過去のあなたが一生懸命つくった、やさしい防御。


いまのあなたが、その思い込みに「ありがとう」と言ってあげること。

それが、新しい選択への入り口になります。


Naturallyのセッションでは、思い込みに気づいた瞬間、涙がこぼれる方もたくさんいらっしゃいます。


その涙は、自分を責めるものではなく、「よくがんばってきたね」という内なる声があふれた証です。


思い込みを手放すとは、自分を責めることでも、無理に変えることでもありません。


ただ、「いまの私には、もうこの思い込みは必要ないな」とやさしく認めてあげるだけ。


そして、こう問いかけてみてください。



「その思い込みは、いつのわたしが身につけたの?」

「今のわたしにとって、それはまだ必要?」



もしかしたら、あなたの中で、何かがふわっとゆるんでいくかもしれません。


最後に、もうひとつ。



「わたしは、何を信じなおしたいだろう?」



その問いが、あなたのこころを、やさしい方向へ連れていってくれますように。



Naturally にしやま りか




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