その思い込み、かつてわたしを守ってくれたもの。
- りか
- 3 日前
- 読了時間: 2分
「わたしには無理」「どうせうまくいかない」「嫌われたくないから、がまんしよう」
そんな思いが、ふとよぎることはありませんか?
それはただの“ネガティブ思考”ではなく、過去のあなたが身につけた「思い込み」かもしれません。
Naturallyでは、そんな思い込みを「こころの記憶」や「やさしい誤解」としてとらえます。
なぜならそれは、あなたを守るためにかつて必要だった“こころの知恵”でもあるからです。
たとえば
幼い頃、何かを話したときに笑われたり、無視されたり、怒られた経験。
その時、あなたはきっとこう感じたかもしれません。
「本音を出すと傷つく」
すると、無意識にこんな思い込みが芽生えるのです。
「本音は隠したほうが安全なんだ」
この瞬間、小さな心のルールができあがります。
それがいつしか“当たり前”になって、大人になっても、自分の声を飲み込んでしまうことがあるのです。

Naturallyに来てくださる方の中にも、この「思い込み」によって、自分を生きづらくしている方がたくさんいらっしゃいます。
「人に頼っちゃいけない」
「感情を見せたら迷惑」
「私はがまんすべき存在」
……でも、ゆっくりお話をうかがっていくと、それらの思い込みは、どれも過去の“ある瞬間”に生まれたものだと気づかれます。
そして、その時のあなたは、ただ一生懸命、こころを守ろうとしていただけなんです。
だからこそ、思い込みは敵ではありません。
それは、過去のあなたが一生懸命つくった、やさしい防御。
いまのあなたが、その思い込みに「ありがとう」と言ってあげること。
それが、新しい選択への入り口になります。
Naturallyのセッションでは、思い込みに気づいた瞬間、涙がこぼれる方もたくさんいらっしゃいます。
その涙は、自分を責めるものではなく、「よくがんばってきたね」という内なる声があふれた証です。
思い込みを手放すとは、自分を責めることでも、無理に変えることでもありません。
ただ、「いまの私には、もうこの思い込みは必要ないな」とやさしく認めてあげるだけ。
そして、こう問いかけてみてください。
「その思い込みは、いつのわたしが身につけたの?」
「今のわたしにとって、それはまだ必要?」
もしかしたら、あなたの中で、何かがふわっとゆるんでいくかもしれません。
最後に、もうひとつ。
「わたしは、何を信じなおしたいだろう?」
その問いが、あなたのこころを、やさしい方向へ連れていってくれますように。
Naturally にしやま りか
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